ピルで生理痛が悪化するのはウソ!生理痛が悪化する原因について解説します

もくじ[非表示×]
ピルで生理痛悪化?!
ピルを飲んで生理痛が以前よりひどくなった・・・。
このような噂を知人から聞いたり、ネット上で見たという方は多いのではないでしょうか。
また、ピルを使う事で生理にどう影響が出るのか心配という方も多いと思います。
そもそもピルには生理痛を改善する効果があるのに、なぜこのような噂が付きまとうのでしょうか。
生理痛が悪化する原因は?
なぜ生理痛を改善する効果のあるピルを飲む事で生理痛が悪化すると言われているのかその原因を調べてみました。
生理痛が悪化するとされている原因は複数あるようです。
子宮内膜症による生理痛悪化!
生理痛の悪化の原因の1つとして『子宮内膜症』があげられます。
子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の卵巣や腹膜などで増殖と剥離を繰り返すことで起こる病気です。
命に関わる病気ではありませんが、ピルを飲んで生理痛が悪化する場合、中程度以上の子宮内膜症の可能性があるのですぐに専門科を受診しましょう。
出血過多による生理痛悪化!
本来ピルを飲むことでホルモン量が減少し、生理時の出血が減ると言われていますが、ごくまれにピルの副作用による『出血過多』を起こすことがあります。
出血過多は一度に出る血の量が多くなるため貧血気味になり、それに伴って生理痛の症状も重くなると言われています。
これは薬との相性によるもので、飲み始めの際に起こる症状とされています。
ピルを継続的に飲むことで次第に納まるようですが、あまりにも量が多い場合や継続的に服用しても収まらない場合はすぐに専門科を受診しましょう。
ピル服用中の喫煙

1日に15本以上の喫煙がある場合、女性ホルモンが安定しにくく、出血過多を起こしやすいとされています。また、ピル服用中の喫煙は血栓症のリスクにも繋がるので、禁煙を考えましょう。
ストレスやカフェインの摂取
ストレスを感じやすい人はピルの副作用を感じやすいと言われています。
そのため、生理痛が悪化する可能性が考えられます。
また、カフェインを普段から摂取している場合、カフェインが鉄分を吸い上げてしまい貧血気味になり生理痛が重くなる場合があります。
生理痛が悪化しやすい人
生理痛が出やすい人はホルモンバランスの変化に敏感な人で、ピルを服用することで副作用の影響が強く出る場合があります。
日常的にストレスを感じている人は副作用を強く感じることがあるため生理痛が悪化しやすいと言われています。
- 神経質
- 完璧主義
- 几帳面
- まじめ
- 負けず嫌い
上記のような性格の人は、ストレスを感じやすく溜め込みやすいと言われているので注意しましょう。
生理痛緩和のとっておき!

辛い生理痛で悩んでいる女性は多いと思いますが、とっておきの生理痛緩和の方法を紹介します。
生理痛は放っておいてもいいことはないです。
我慢できなくなる前に対処するようにしましょう。
痛み止め
「痛み止めに頼りすぎると耐性がついて効かなくなる」
「痛み止めは我慢できなくなったら飲むもの」
こんなことを聞いた覚えはありませんか?
これは迷信で、痛み止め(鎮痛剤)は決められた用法と用量を守って短期間服用すれば、からだが痛み止めに慣れて効果がなくなるということはないです。
また、痛みを我慢し続けてから飲むと、増えすぎた痛みの原因物質によって、薬を飲んでも痛みを緩和できなくなる可能性があります。
生理痛が出始めたら飲むようにしましょう。
アロマの影響力
花やハーブの香りを閉じ込めた精油(エッセンシャルオイル)を使ったアロマは生理痛によいとされています。
好きな香りを嗅いでリラックスすることで、心身のトラブルの穏やかな回復につなげます。
まずは自分のお気に入りの香りを見つけてみましょう。
温かい飲み物

生理痛の程度は子宮内膜の厚さによると言われていますが、からだの『冷え』も生理痛の原因になると言われています。
からだが冷えると血行が悪くなって子宮に流れていく酸素や栄養が少なくなります。
すると子宮の機能が低下し、生理痛の原因のひとつである『プロスタグランジン』という物質が子宮からなくなりづらくなり、生理痛の悪化につながるとされています。
そのため、温かい飲み物を飲んでゆっくりすることは血行をよくするので、生理痛の緩和にいいです。
ただし、前述したカフェインは生理痛の原因のひとつなので、コーヒーなどのカフェイン飲料は禁物です。
からだを温める作用を持つ生姜湯や、カフェインを含まないルイボスティーなどがいいでしょう。
安静にする
生理になったときくらい自分のからだをいたわりましょう。
極力なにもせずからだと脳を休めてゆっくりします。
スマホなどをいじることも血行の悪化につながるので止めたほうがいいです。
一般的に女性は男性よりも痛みに耐えられると言われています。
しかし、実際には女性のほうが強い痛みを感じやすい傾向にあるという海外の報告があるそうです。
女性はもっと生理痛の辛さを訴えてよいと思います。
男性の方にも女性の生理の辛さを理解してほしいものです。
それでも生理痛が良くならない場合
たくさんの方法を試しても生理痛がよくならない場合、もしかしたらそれは子宮内膜症などの病気かもしれません。
特に以下に当てはまる場合は要注意です。
- 仕事や家事ができないほど痛い
- 痛みがどんどんひどくなっていく
- 下腹部や腰も痛い
子宮内膜症は放っておくと将来不妊につながります。
少しでもおかしいと思ったときは躊躇せずに病院へ行きましょう。
ピルが原因で生理痛はひどくならない?!
結論から言うと、ピルを服用することで生理痛が悪化することはまずありません。
ただし、ピルの副作用として出血過多が起きた場合に生理痛がひどくなるときもあるようです。
ピルの副作用としての生理痛は飲み始めの一時的なものであり、痛み止めの服用やからだを温めたり休めたりするなどして、生理痛にある程度対処することができます。
しかし、我慢できないほどひどい、何をやっても痛みがなくならない場合は子宮内膜症を起こしている可能性があるので、迷わずに医師の診断を受けてください。
ほとんどの人はピルを飲み続けることで生理痛を軽くすることができます。
ピルを飲んで生理痛を緩和、何か気になることがあれば病院へ。
このことが当たり前になって、生理痛に悩む女性が1人でも減ってくれると良いなと思っています。
ユーザーの口コミ
低用量ピルを飲み続けるとどんどん生理が軽くなっていくので嬉しいです。日本のドラックストアでは買えないので通販することが出来て助かっています。
参照:お薬なび https://okusurinavi.shop/prd_review.php?pid=171#item_review
初めて使いましたが何の問題もなかったです!ゴムも使わなくて済むし、生理痛も和らいだのでありがたいです。
参照:ベストケンコー https://www.bestkenko.com/products/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC#tabs